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お客様の「コマッタ」「メンドクサイ」を
助けるのが私たちの仕事です。

ワークプライムコントラクト(以下WPC)は、企業や官公庁、病院などの移転や設備の入れ替えで発生する大量のPCやタブレットの設定作業(=キッティング)から、納品先であるエンドユーザー様先での端末の設置、結線、動作確認などの現地作業までをワンストップで請け負っています。また、導入後の機器の保守やメンテナンス、修理なども行っています。

主なお客様は大手物流会社様、PC機器メーカー様、ソフトウェア開発会社様などで、お客様の倉庫に常駐で入り、キッティングだけでなく、保管、ピッキング、出荷などの物流業務全般にも携わっています。

 

ひと口にPC設定と言っても、数が少ない場合は社内のシステム担当やPCが得意な人がやることもできますが、何百、何千、何万…となると一大プロジェクトです。そういった膨大な量の端末入れ替えをお客様と一体となり、綿密な計画のもと定められた納期までに完遂するのが私たちの仕事です。実際、一度に5,000〜10,000台以上規模の案件を何ヶ月もかけて請け負うこともあります。

ときにはエンジニアが階段をPC担いで上がりますから、結構体育会系な会社です(笑)

 

他にも、物流・機器メーカーに特化した人材派遣事業や人材紹介事業、新しいところでは「中小企業 働き方ITソリューション」として、それぞれに専門技術を持つパートナー企業と一緒に中小企業のテレワーク導入の支援を行ったりしています。

基本、お客様の「コマッタ」「メンドクサイ」を助けるのが私たちの仕事なんです。

想像もしていなかった起業
お客様に育てられ、今のWPCがある。

私はITの素人でしたし、起業自体も想像もしていませんでした。もともと人材派遣会社で派遣先を探す営業をしていたのですが、主な取引先が物流会社さんだったんですね。結構一生懸命やっていたので、ある物流会社の課長さんなど三役の方々に気に入っていただいて、色々な依頼が来るようになったんです。

私は期待に応えるのが嬉しいから頑張ってやる、するとまた色々な依頼が来るという感じだったんですけど、勤めていた会社が事業を整理するということで、お仕事を受けられなくなってしまいそうだったんです。

じゃあ自分で会社作ってやってみようかと。取引先の課長さんたちにも事情を話して「これから私が自分でやるので、お仕事くれないと潰れちゃうのでお願いしますね!」って(笑)

あったのは「体力」と「一生懸命さ」だけ。

最初はどちらかというと引っ越しとか肉体労働がほとんどでした。ただ、これだとなかなか若い従業員が定着しないし、もう少し技術系のお仕事がないかお願いしたんです。最初に来たのはスマホの電波調査。とりあえず人数かき集めてなかなか大変だったんですけど、一生懸命やったのでお客様からはしっかりやる会社だと評価していただきました。

それから納品前の端末を一斉にセットアップする「キッティング」という仕事を知ったのです。物流会社にこんな仕事もあるのかと。これならパソコンが好きな若い従業員を呼べるし、うちでやりたいと思ったんですね。でも、私ITとかパソコンの知識ゼロだったので、「人は揃えるから技術は全部教えてください!」と(笑)。実際、お客様に全部教えてもらいながら始めた感じでしたね。あったのは「体力」と「一生懸命さ」だけ。

ただ、お客様側にも事情があって、当時こういったIT機器設定のニーズが高まっていて、だけど社内のリソースでは対応できず、しかも良い協力会社も見つからないという状況だったんですよ。

技術はあっても費用が高いとか、納期を理由に断られたり手を抜かれたりするくらいなら、私たちのような「これしか仕事がない」っていう会社を育てたほうがいいやってなったんだと思います。自社のために一生懸命やってくれるので。

実際に私たちも当時は何でもやってみようと思っていましたから、多少できないことがあっても「勉強してくるので、またお願いします!」みたいな感じで、皆で色々チャレンジしてやっていましたね。

そんな風に一生懸命やっていたら徐々に信頼を得て、色んな縁もつながり、2社目、3社目とお客様も仕事も増えていった感じです。 ワクワク? そんなのないです。ただただ必死。毎日目の前の課題をクリアするだけで精一杯でした。

 

おかげさまで、今では長年の経験に基づいた技術やノウハウがあり、他社では対応できない、場合っては断られてしまうような難易度の高い案件や多様なニーズにもお応えできる会社に成長してきました。

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基本「できない」って言わない。

お客様(現場担当者)が困っていることの多くは短納期で導入を終わらせなければいけないという部分で、具体的に言うと300名の企業がPCを一気に入れ替えて全員が同時に使い始められるように準備するという、面倒でミスが許されずかつ時間がないというところで助けて欲しいというところですね。

 

最近ニーズが多かったのは小学校で配られるタブレットの設定。クロームブック、サーフェスなら20万台はやりました。

あと、企業や公共機関などはPCをリースしているところが多いので、4年ほどでリースアップしたときの交換入れ替え。これもまた担当者泣かせで、超タイトスケジュールで納期は厳守。で、我々に助けを求めてくるという(笑)。

私たちも頼られているのがわかるので、どんなに難易度の高い案件でも基本「できない」と言わない。一度受けたら最後まで逃げない。それが評価されているところかなと思います。

私も従業員も自分で言うのもなんだけど「マジメ」なんですよね。できないこともやろうと不器用なほど全力で努力する。全然利益体質じゃない。ギャラがいいから引き受けるとか大変そうだから断るとかじゃない。頼まれた順に全部話しを聞いて引き受ける(笑)。

上手に取捨選択とかできたらいいけど、できないししたくないんですよね。

「暑苦しい」って言われるくらいが
ちょうどいい。

たぶん私はこの仕事じゃなかったとしても、何をしててもそうだったと思うんですけど、根本にあるのは「お客さんを助けたい」っていう気持ち。それがものすごく強いんですよね。

こんなこと言うのも変なんでけど、私、お客様が大好きなんですよ(笑)

「あまり好きじゃないけど仕事くれるからいいか」みたいなお客様は正直1社もないんです。だから「何か最近困ってないかな」とか「もっと楽させてあげたいな」」とかいつも考えていて、お客様に会いにウロウロしてて「もう社長来ないで」とか「暑苦しい」って言われるくらい。

 

なかにはね、喧々囂々でやり合う担当者さんもいるんですよ。真剣に本気でぶつかり合ってるから、それで取引辞めるとかになるわけでもないし、お互い好き放題言いつつたぶん好きなんですよね(笑)

 

お客様だって良い(好調)ときもあれば悪いときもあるんですよ。

悪いときでも、むしろ悪いときほど一番近くにいて役に立つのが私たちの使命であり、喜びなんです。

だからお客様にはいつもハッピーでいてほしいし、「暑苦しい」って言われるくらいでちょうどいいかなと。

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原動力は
家族の様な従業員たちの存在

「原動力は何ですか?」ってたまに聞かれるんですけど、それはやっぱりうちで働いてくれる従業員たちの存在ですよね。可愛くて仕方がないのでお母さんのようにおせっかいです(笑)。

 

現在、正社員22名と約90名のスタッフが在籍していて、実に色々なタイプがいるのですけど、なかには人とのコミュニケーションが苦手とか会社組織に馴染めない人もいて、どちらかというとパソコンの中のような2次元の世界で生きていたいような子も一定数いるのですが、そういう子は逆にコツコツと同じ作業を積み上げるのが得意だったり、集中力がものすごかったりするんです。

もちろんお客様先で仕事をするので最低限のビジネスマナーの教育は徹底していますが、彼らの特性を理解して実力を発揮できる場を創出するのも私の仕事だと思っています。自分も元々はピラミッドの下の方にいた人間ですから、不器用なやつ、社会に馴染めないやつの気持ちがわかるし、そういう人はつい気になっちゃうんですよね。 あと、女性が活躍しているのもうちの特長で、特に本社は女性が多いです。フォークリフトを扱う女性たちもいますしね。

皆、まじめでタフ!今後も女性の採用は増やしていきたいです。

 

そんな彼ら彼女ら含め、すべての従業員の生活を豊かにする。毎日笑顔でいられるようにしてあげたい。

生きていくって大変だから、お金にしてもメンタルにしても。安心して家庭が持てたりとか、普通の人たちが味わう幸せというものをうちに関わった従業員たちにも同じように味あわせてあげたい。そう思っています。

だから仕事取ってくるのも私というよりみんなの食い扶持を稼いでくる感覚ですね。

これまでと、これからと―

2006年の創業から突っ走ってきましたけど、本当色々ありましたし、これからも色々あるんでしょうけど、ずっと勉強ですね。「もう少しこうすればよかった」と反省するところもたくさんあります。ただ、ずっとモットーにしているのは“嘘をつかないこと”。これは従業員にもずっと言っていることで、嘘も方便という誰も傷つかない優しい嘘は必要悪かなと思うんですけど、やっぱり自分の保身や損得とか都合でつく嘘は嫌いなんです。

だから従業員たちにも嘘や隠し事をするなと言っています。嘘が嘘を呼んで問題が大きくなったり不信感につながったりするから。

だからこれからも誠実で嘘のないワークプライムコントラクトとして、大好きなお客様たちに仲良くしてほしいなと思います。

 

今後のやりたいこととしては、だんだんと下の世代に渡していくことですかね。

自分がWPCを立ち上げた若い頃に前述のお客さんたちに育てられつつ一緒に成長してきたように、今の30代くらいの世代も同じくように現場で責任を持ったりとか、決裁権を持つようになってきますから、力をつけて来た者同士がリスクを背負いながらも色々なことにチャレンジして、お客様と二人三脚でともに成長する関係を育んで、「ドキドキ・ワクワク・やっちまった」を味わってほしいなと思います。

 

先々、歳を重ねて、お酒でも飲みながら「あのときはヤバかったよねえ」とか語り合えるようになったら絶対楽しいですからね。

そういうものを継承できるような会社を目指していきたいですね。

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