高い技術を要する修理案件、膨大な数のPCキッティング
厳しい作業規定のなかでの設定作業など
難易度の高い案件を解決してきたWPC「奮戦の記録」
総数 4,000台以上のPCキッティング作業と
全国約100箇所へのピッキング、出荷手配。
さらに現地設置。出荷と回収が入り乱れ
現場は大混乱― 果たして完遂できるのか!?
全国に拠点を持つ公共機関様向け、PCキッティング作業
および現地作業
支店、営業所、管理サービス事務所など、全国100か所を対象としたすべてのPC入替え案件。倉庫での設定と現地への出荷・設置・回収を平行して実施。 倉庫作業では、総数約4,000台におよぶPCの設定を行い、出荷手配と全ての在庫管理・棚卸・報告を行いました。また、現地作業では、全国100か所への回収・設置だけでなく、設定・データ移行も並行して従事しました。
【倉庫キッティング】
<対象端末>
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社員個人用PC:436台 共有PC:344台
シンクライアントPC:2,956台 旧PC流用:343台
総合計:4,079台
<作業内容>
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イメージデータ配信および個別設定
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ラベル貼付 ・フィルム貼付
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シリアル・MACアドレス管理報告
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SIMカード管理、登録、報告
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モニターのシリアル管理登録およびラベル貼付
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全国100か所へのピッキング、荷揃え、出荷準備、配送手配・配送伝票管理
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在庫管理・棚卸・報告
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回収品の管理
【現地作業】
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新規PC設置
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サーバ接続
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データセンターのファイル移行
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新旧PCのデータ移行
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旧PC撤去・回収
膨大な物量と出荷・回収が入り乱れるためミス防止が課題
スムーズなキッティング、データ移行をどうするか
物量が膨大であり、出荷と現地作業も同時に請け負っているため、決められた期限内に完了できるよう入念な作業計画の策定と体制づくりが肝となってきます。
出荷と回収が入り乱れる事で在庫管理が複雑になります。そこで、回収品の再キッティング有無に伴う仕分けミスの防止対策が重要となりました。
また、旧PCからのデータ移行は、その方法も大きな課題でした。
機器の種類が多く、出荷先も多い状況で、チームのマルチタスクが求められる状況 綿密な作業計画作成と、日々刻々と変わる現場の状況に応じて迅速な 計画見直しを実施 お客様とのコミュニケーションも取りながらミスを事前に防止して計画どおりに遂行
【倉庫キッティング】
<作業体制>
人員:リーダー1名 サブリーダー1名 キッティングスタッフ 8名~10名
期間:約2ヶ月半 作業:24台(1作業テーブル)×5回転=120台(日産)
4,079台÷120台=34日間稼働
新品のPCを、個人用・共有用・シンクライアント用と3種類に分けてキッティング。また回収したPCを再キッティングしました。
新品の出荷は付属品の添付が多く、拠点に応じたセット準備が必要でした。手間どりつつも管理リストと照らしわせながら漏れのないよう作業しました。
端末、モニタ、付属品すべてにラベル貼付をする必要があり、1つの端末でも3枚ほど貼り付けるため、ラベルの枚数管理をして貼付ミスが起こらないよう十分に配慮しました。
また、端末キッティングにおいても、対象となるイメージデータが何種類もあるため、指定端末に応じてイメージデータを管理。ミスないデータ配信管理を行いました。
出荷準備においては、先に提示されている出荷一覧の内容が出荷直前に変更となる事が多く、荷揃え、最終確認のやり直しが頻発しました。ミス防止のために荷揃えを直前に行うなどして対応しました。
【現地作業】
現地作業は支店、営業所などの通常拠点・管理サービス事務所・データセンターでの現地設定と、データ移行作業を実施しました。
拠点数が非常に多いため、各拠点の事情も考慮して計画的に回る必要があります。
通常拠点は、新規PCを設置しサーバーに接続して最終設定を実施。全数の動作確認を行いました。管理サービス事務所は、旧PCから新PCへデータ移行し旧PCを撤去。それぞれ工数がかなり多かったものの無事に完了しました。
一番の難題だったデータセンター業務。
まず大阪や名古屋にある通常拠点の各支店へNASを設置。1週間の期限を設けて職員の方々に必要なファイルを保存していただきNASを回収。最終的に千葉のデータセンターへ運び、専用回線で本社サーバーへデータを転送するという流れで対応しました。